2009年04月20日

仔ギツネのお墓

久々に晴れたこの週末。朝は冷え込むけれど、日中は気持ち良いぽかぽか陽気。なので久し振りに、昨日の朝10時半頃にアロットメントまで夫と二人で出向いてみました。

うちのプロット(借りている区画)に足を踏み入れると、近頃の雨続きで雑草が茂ってどこに何があるかよく分からない状態。きょろきょろ見回している時、私の前を歩いていた夫が何かを見つけました。夫の声のトーンから何か良からぬ事だと分かったけれど、それは、頭部から出血して死んでいる仔ギツネでした。顎が完全に砕かれた状態で、目も当てられません。きっと、ここから200メートルくらいのところにある道路に出て車に轢かれてしまったんでしょう。

夫に頼んでプロットの端にとても深い穴を掘ってもらい、そこに埋めてやることに。できるだけ淡々としていようと頑張っていた私ですが、穴まで仔ギツネを運ぼうとして持ち上げ、まだ体温が残っていることに気付いた時、どっと涙が溢れてしまいました。どう見ても息絶えているのに、まだ温かいから諦めがつかない...。

道路からプロットまでの距離や怪我の程度、そして仔ギツネの首が濡れていたことから、事故の直後に母親が子ギツネの首をくわえてプロットまで運んだようです。毎年、春から秋にかけてうちのプロットで子育てをしているキツネ達がいるので、きっとその一家だろうと思います。亡くなってすぐに見つけてあげられた、というのが唯一の救いかな...。

子ギツネが眠るお墓の上には今、コーラルピンクの大きな花を咲かせるオリエンタルポピーが植わっています。

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2007年07月11日

Saving Planet Earth 「インドのトラ」

第二話ではBBCアナウンサーのフィオナ・ブルースがインドのトラに会いに行きました。BBCのサイトはこちらです。

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この100年間の間にトラの生息数が95%も減ってしまいました。インドには現在、たった1,200頭程度(もしくはそれ以下)しか残っていません。百年前には40,000頭程度生息していたそうです。

インドのトラは主に以下の問題に直面しています。

トラの毛皮(装飾など)と骨(漢方)の需要のため密猟されている。トラ一頭の毛皮は8千ポンド(2百万円程度)、骨はそれ以上の値段で売買されます。

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トラが狩りをする際に身を隠せるような場所が無くなってしまった。
トラは身を隠しやすい(=狩りに適した)森や草地に住んでいます(身体の縞模様のおかげでこういった場所では獲物に気付かれにくいのです)。
また、人口増加のため人間が元々トラの生息地だった森にまで住むようになり、トラと人間が隣り合わせで住むようになってしまったため、人間や家畜がトラに襲われたりする事件も起こるようになってしまいました。トラが生き残るには人里から離れた場所が必要です。

鹿、野生の豚などの獲物となる動物が不足している。トラのエサとなる大型の動物が人間よって狩られ、数が減っているそうです。

フィオナ・ブルースがトラに襲われたことがあるお年寄りに会ったのですが、その人は背中に大怪我をしたにもかかわらず「トラにも生きる権利がある。トラの命を奪ってはいけない。」と理解を示していたのがとても印象的でした。

一部地域では保護活動の一環として、トラの生息地に住んでいる人々にトラが居ない地域に引っ越してもらったりしています。このような人々には快適な住居が提供されています。元々住んでいた家よりも現代的な住居であるため、好んで引っ越すする家族も多いそうです。

以前は村があったけれど現在は誰も住んでいない保護地の話がでたのですが、ここでは着実にトラの生息数が増えているそうです(以前の1.5倍)。アジア中で同じことをすれば生息数がかなり増えるのは間違いありません。

今、人間が全力でトラの保護に努めればトラは絶滅を免れることができるのではないでしょうか。

番組を見てとても嬉しく思ったのがインドの人々が一般的にトラを保護したいと願っている事です。そんな地元の人々を他国の私達がサポートする事が必要だと感じました。

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Tigers Foreverというチャリティー団体(BBC Wildlife Fundへ募金されたお金の一部はこの団体へ寄付されます)はアジア一帯のトラの保護活動に必要な費用を出資しています。
例えば10ポンドでトラの生息地から移住した一家族を一週間サポートできます。
50ポンドでトラの生息数を記録するために必要な自動カメラ一台を購入できます。


2007年07月03日

Saving Planet Earth 「ゴリラ」

第一話はポップ歌手のウィル・ヤングが西アフリカのゴリラへ会いに行くというものでした。BBCのサイトはこちら

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ゴリラが絶滅に瀕している理由として主に以下の事があります。

年間約6千頭ものゴリラが殺され、人間に食べられている(ブッシュミート)。ゴリラを捕る際、赤ちゃんや子供のゴリラは孤児となってしまうが、小さいゴリラはペット用として売買される事が多い。でも大半はストレスで弱って死んでしまう。

ゴリラが住んでいる森が木材のために伐採されてゴリラが住める場所がどんどん減っている。また、伐採された木を運搬するために人間によって道路が切り開かれたが、この道路のおかげで密猟者が森へ出入りしやすくなってしまった。
こういった森から来る木材は色々な国、主に先進諸国へ輸出され、家具やフローリングなどに形を変えるわけです。

エボラなどのウィルス性の病気でものすごい数のゴリラが死んでいる。ゴリラは人間にとても近いために、人間の病気がゴリラにうつったりするのだそうです。ウィル・ヤングがカメルーンのWildlife Aid(レスキュー施設のようなもの)に行った時、彼からゴリラに病気(風邪など)がうつらないように、とゴリラとは柵越しにしか会えませんでした。

このレスキュー施設にはイギリス人女性のレイチェルという方がゴリラのために働いているのですが(ゴリラの孤児の養母さんのような役目です)、彼女は初めてアフリカへ来た時にゴリラの置かれている状況にショックを受け、何もかも捨ててアフリカへ移住したのだそうです。

ゴリラの将来は人間にかかっています。私達が今、立ち上がり、行動しなければ彼らは間違いなく絶滅してしまいます。

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*BBCはこの番組と同時にBBC Wildlife Fund(BBC野生動物基金)を立ち上げました。例えば、10ポンド(2千円ちょっと)でトラッカー(ゴリラの密猟者を取り締まる人)の日給を払うことができます。

募金はSaving Planet Earthのサイトからオンラインでする事が出来ます。オンライン募金には「DONATE ONLINE」というところをクリックすると行けます。最低募金額は1ポンドになっています。
募金されたお金がどのように使われるかはこちらで説明されています。






2007年07月01日

テレビ番組「Saving Planet Earth」/ TV Series 'Saving Planet Earth’

今週の月曜日からBBCで「Saving Planet Earth」という番組が始まりました。毎日30分の番組で、イギリスの有名人が絶滅の危機に瀕している野生動物に会いに行き、現状を伝えるというものです。

番組のサイトがこちらにあります。すでに放送されたものをサイトで観る事もできます。

今週放送されたのは以下の通りでした。
月曜日 西アフリカのゴリラ(ポップ歌手のウィル・ヤング)
火曜日 インドのトラ(アナウンサーのフィオナ・ブルース)
水曜日 カンボジアのワニ(DJのイーディス・ボウマン)
木曜日 フォークランド諸島のアルバトロス(ジャーナリストのキャロルサッチャー)
金曜日 インドのサイ(元クリケット選手のフィル・タフネル)

毎回色々な統計(どれだけの数が生息しているか、何が問題でどのように、どれだけの速さで数が減っているかなど)をきちんと伝えてくれるのでとても勉強になりますが、どれもとてもひどい状況で本当に悲しくなります。

まだ来週も引き続き放送されるので興味がある方は是非観てみて下さい。番組の作りがさほど重くなく、野生動物に傾倒していない人でも興味を持ってもらえるような番組だと思います。

日本に居る方はサイトでしか番組を観られずサイトは英語のみなので残念ですが、あらすじ(統計など)を私がこれから暇を見つけてこちらに書いて行きたいと思います。

For English Click Here

2007年04月05日

溺れるアザラシ Baby Seals Are Drowning

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温暖化で氷が溶けていることは皆さんもご存知だと思いますが、氷がすごい勢いで溶けているため、幼いアザラシが沢山溺れ死んでいるそうです。

アザラシは氷の上で出産し、赤ちゃんアザラシは少し成長してから泳ぎの練習をし始めます。
ところが出産できるような氷が無いため、アザラシは水中での出産を余儀なくされ、泳げない赤ちゃんアザラシが溺れて死んでいます。

カナダのセントローレンス湾付近では赤ちゃんアザラシがほぼ全滅だという情報もあります。そんな中、カナダではアザラシ猟が始まりました。今年カナダ政府が許可した数(殺して良い数)は27万頭だそうです。

そして、白熊達も氷陸を求めて泳ぎ続けるものの力尽きて溺れ死んでいるそうです。白熊は泳ぎが上手でかなりの距離を休まず泳ぐことができますが、現在の北極は白熊にでさえ生きるのが困難な環境になって来ています。

人間が勝手な生き方をして来たために動物たちがこんな目にあっているんだと思うと人間としてとても恥ずかしい思いです。今、人間が努力して状況を改善しないと沢山の野生動物が居なくなってしまいます。
今、私達に出来ることを実行して行かなければいけないですよね...。


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